夫婦de節約術

ぎりぎり滑り込み! 夫婦de確定申告

おっとーくん

やばい、そろそろ確定申告しないとまずいね💦

よめちゃん

え、確定申告ってやらないとだめなの??

おっとーくん

株とかをやっていると必要になることもあるけど、結婚して確定申告した方がいいものが出てきたんだよね!

よめちゃん

結婚すると必要なの?
私もやったことないけど、確定申告って必要??

おっとーくん

世帯主だけでオッケーだよ🎶
けど、なんでするのかもよめちゃんにもわかりやすく教えてあげるね!

パッパッと読める目次

確定申告とは??

確定申告とは、その年の収入などを国に報告することです。

ですが、一般企業に勤めている人は、10~12月ごろに行う「年末調整」を行う事によって、確定申告を企業が代わりにやってくれるという事になります。

国税庁のHPに確定申告が必要な方の記載があるので、確認してみるといいと思いますが、夫婦で確定申告が必要になる場合は、大きく分けて以下の場合です。

  • 給与の収入金額が2,000万円を超える場合
  • 副業などのメインの給与以外の収入が20万円を超えている場合
  • 給与について災害減免法の適応を受けた場合
  • 退職金がある場合(金額によります)
  • 複数の証券口座を保有しており、それぞれで損益や利益が出ている場合

他にも項目はいくつもありますが、代表的な例だけを挙げさせていただきました。
いまは、副業を行っている人も多いので、副業の収入金額が20万円を超えている場合に確定申告を行っていないと脱税行為に繋がってしまうので、注意をしていきましょうね。
気になる方は、国税庁HPを確認してみましょう。

確定申告をする必要ってあるの?

確定申告は、該当する人は必ず行わなければなりません。
確定申告をしない場合には、脱税行為とみなされてしまうため、忘れていたでは済まされません。
特に注意しなくてはいけないのは、「副業」を行っている人です。
副業の内容にもよりますが、基本的には雑所得と呼ばれる所得になります。
雑所得になる場合には、20万円以下は申告をする必要はありませんが、20万円を超える場合には確定申告が必ず必要になります。
知らなかったでは済まされないので、副業を行っている人は要注意です。
ちなみに20万円以上の所得がある場合には、追加で課税があります。
せっせと稼いだのに、更に税金を取られるのか…とめげる気持ちもありますが、必要な事ですので、忘れずに確定申告をしましょう。

確定申告をするとお金を取られてしまうイメージが大きいですが、実は、確定申告をすることによって、払いすぎている税金を取り戻すことが出来る場合もあります。
そのため、しっかりと理解したうえで必要な時に確定申告を行う事が重要になってきます。

税金を取り戻すことが出来る『医療費控除』

今年おっとーくんが確定申告を行おうと思った最大の理由になる『医療費控除』について説明をしていきたいと思います。

『医療費控除』とは、治療を目的として支払った費用が10万円を超えると受けられることのできる控除になります。
具体的な項目は以下の通りになります。

  • 病院での診療費・治療費・入院費
  • 入院の際の部屋代や食事代の費用
  • 処方箋をもとに購入した医薬品の費用
  • 通院に必要な交通費
  • 歯の治療費
  • 治療のためのリハビリ・マッサージ日
  • 治療に必要な松葉杖などの医療器具の購入費用

上記のリストはわかりやすくざっくりのものになるので、実際に申請をする場合には、注意が必要な項目もありますのでご了承ください。
例えば、「通院に必要な交通費」ですが、タクシー代は特別な事情がある場合を除いて認められていないです。
基本的に保険適応になっている費用に関しては申請が出来ますが、保険適応外の費用については、確定申告前に調べてみる事がおすすめです。

夫婦で生活するようになって、女性の方が通院が多いという事が初めてわかりました。
産婦人科など男性がお世話にならない分野もあり、医療費が1年で10万円をはじめて超えたのが、夫婦生活での驚きでした。
おっとーくん自身も歯医者さんのお世話になった1年だったために、二人で医療費多めとなってしまった年だったんだなと改めて振り返りです。
増えてしまったからといって、削ることのできない大切な治療費になります💦

ですが、10万円を超えたからこそ確定申告によって戻ってくるお金もでてくるので、ネガティブに捉えずにいけると良いと思います。

よめちゃん

医療費って意外とかかってたんだね~…
都度払っているからきがつかなかったよ~

おっとーくん

1月になると、前年利用分の「医療費のお知らせ」が届くから、その金額を確認しておくと確定申告をするべきかがわかるから、都度細かくチェックをしていなくても大丈夫だよ!

セルフメディケーション税制

おっとーくん達は、去年10万円以上も医療費がかかったために医療費控除が使えましたが、なかなか夫婦だけで医療費10万円超えるという事はないのかもしれません。

医療費が10万円を超えていない場合、医療費控除は使う事が出来ません。
ですが、2017年から医療費控除を受けられない場合でも、適応になる控除があります❕

それが「セルフメディケーション税制」です。

セルフメディケーション税制とは、「特定の利益品購入額の所得控除制度」というものです。
ながっ!!って思う呪文のような名称ですが、簡単に言うと、「風邪薬などの医薬品の費用」が12,000円を超えると控除対象になるという制度です。
対象となる医薬品は、医療用から転用された医薬品:スイッチOTC医薬品らしいです。
スイッチOTC医薬品の例は、風邪薬・胃腸薬・鼻炎用内服薬・水虫・肩こり、腰痛、関節痛の貼付薬などだそうですが、細かい規定があります。
詳しく知りたい人は、税務局のPDFをチェックしてみてましょう。

金額のハードルが低い分、控除される金額も12,000(下限)~20,000(上限)の8,000円分が最大と少しお得感は少ないですが、病院に行く時間もなく、より薬だけでなんとかしたいという家庭は多いと思います。
そんな場合に、12,000円は超える可能性が高い金額になりますので、活用することがおすすめです。

確定申告で注意すること

期間に注意!

確定申告は出来る期間が決まっています。
基本的には、2月15日~3月15日までとなります。
コロナの感染等により、期限までに申告が出来ない場合は延長することが出来ますので、税務署に確認をしましょうね。
期間を過ぎてしまうと、損するだけでなく脱税扱いになってしまうので注意!

申請に必要な書類をチェック

医療控除の場合は、提出する書類はありません。
ですが、必要に応じて領収書を確認されることもありますので、領収書等は5年保管になっています。
確定申告をした場合には、金額を記載して終わりではない項目はほかにもあるので注意しましょう。

また、セルフメディケーション税制を利用する場合では、レシートなど金額がわかるものの提出が必要となっております。
今は家でも簡単にe-TAXを利用して確定申告が可能になりましたが、セルフメディケーション税制を利用する場合には、紙での提出が最終的に必要になります。

よめちゃん

医療費控除とかセルフメディケーション税制とかいろいろとお得になるものがあるんだね~

おっとーくん

普段から買っている薬の領収書(レシート)も取っておくことが大切だよ!
確定申告をする可能性があるって思っていると役に立つから普段から準備しておくことも大切なんだよ!

よめちゃん

今回の確定申告は、医療費控除だけど、来年も必ず使えるかわからないからセルフメディケーション税制でも大丈夫なようにレシート取っておくね!

おっとーくん

まだ、令和3年分の確定申告は間に合うので、ぜひ参考にしてみてください!!